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眠期
「眠期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
眠期の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
な健康には、春の来るのがどのくらい祝福であるかをお察しする。
僕の生活の長い蟄
眠期《ちつみんき》もようやく終わりを告げようとしているかに見える。十年も昔僕らが....
「量的と質的と統計的と」より 著者:寺田寅彦
いているのであろうと想像される。しかしこれら哲学者の植え付けた種子が長い中世の冬
眠期の後に、急に復興して現代科学の若葉を出し始めたのは、もちろん一般的時代精神の....
「カメラをさげて」より 著者:寺田寅彦
ハープをかなでるのも遠くないであろう。そうなれば自身の寒がりのカメラもしばらく冬
眠期に入って来年の春の若芽のもえ立つころを待つことになるであろう。 (昭和六年十一月、大阪朝日新聞)....