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眩する
「眩する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
眩するの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田園雑感」より 著者:寺田寅彦
っている。すべてがブランギンの油絵を思い出させる。 耳を聾するような音と、眼を
眩するような光の強さはその中にかえって澄み通った静寂を醸成する。ただそれはものの....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
なれども、扨《さて》この一段に至りて、女子の力は果して能く此多量の教訓に堪えて瞑
眩することなきを得るや否や甚だ覚束《おぼつか》なし。既に温良恭謙柔和|忍辱《にん....
「南極の怪事」より 著者:押川春浪
しき事あたかも古代の王宮のごとく、近世の人は夢想する事も出来ぬ奇異の珍宝貨財眼も
眩するばかりにて、その間には百人の勇士を右に、百人の美人を左に、古代の衣冠を着け....
「世界漫遊」より 著者:ダビットヤーコプ・ユリウス
ても、人の注意を惹くのは、竜騎兵中尉の方である。画にあるような美男子である。人を
眩するような、生々とした気力を持っている。馬鹿ではない。ただ話し振りなどがひどく....