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眼を付ける
「眼を付ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
眼を付けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
物としたら当然平気で通用するのである。 プロレタリア作家が、今後こうした方面へ
眼を付けるなら、よい大衆を読者とし得るし、従って商品価値もできるし、一挙両得だと....
「大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
、血だらけの竹槍を振りかざしながら、荒れ廻っていた小屋掛があったが、伊太郎の姿に
眼を付けると、 「野郎!」 と叫んで飛び掛かって行った。余人ならぬ源太夫であっ....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
した、主税の持っていた淀屋の独楽が、部屋の片隅にころがっているのへ、その藤八猿は
眼を付けると、それを抱いて部屋を飛び出し、雨戸の隙から庭へ下り、さらに林の中へ走....
「狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
代の成行きが判然って参りまする」 「ふうむ。掃溜を覗いて……ハテ。どのような処に
眼を付けるか」 と松倉十内は物珍しげに眼を光らして耳を傾けた。傍に踞まった目明....