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「着地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

着地の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
を認め得たり。しかれども時遅れたれば、容易に追迫すべくもあらざりき。しこうして到着地なる石動《いするぎ》はもはや間近になれり。今にして一躍のもとに乗り越さずんば....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
《ちしお》 徒歩出発地は前にいう太平洋沿岸方面の常州《じょうしゅう》水戸で、到着地は日本海沿岸の越後国《えちごのくに》直江津《なおえつ》の予定。足跡《そくせき....
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
弾を遠方へ飛ばすだけなら、射程をいくらでも伸ばし得られるが、砲門附近の風速と、弾着地点附近の風速とを考えてみても、かなりちがうのである。射程長ければ、命中率わろ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
らせ給ふをりによめるにこそ」と云ったが、それは誤であった。併し、「に」に方嚮(到着地)を示す用例は無いかというに、やはり用例はあるので、「粟島に漕ぎ渡らむと思へ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
て後は特に密入国的な隠遁移住が多かったであろう。 つまり天皇家の祖神の最初の定着地点たるタカマガ原が日本のどこに当るか。それを考える前に、すでにそれ以前に日本....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
のは、磐田郡の福田で出来る「刺子織」であります。刺子の仕事を織で行い、分厚な仕事着地として作られます。本当の刺子には及ばないとしても、用に備えた仕事であります。....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
のですと、徳泉閣主人、旧事を述懐する。 江東地区の小工場員らしい若い一組が、到着地を待ちきれず、早くも一升ビンを開けていた。二、三は必ずキャメラを持ち、ネクタ....