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着意
「着意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
着意の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「寒山拾得」より 著者:森鴎外
いでも、日々の務めだけは弁じて行かれよう。これは全く無頓着な人である。 つぎに
着意して道を求める人がある。専念に道を求めて、万事をなげうつこともあれば、日々の....
「空車」より 著者:森鴎外
っているうちに、ふと古言を用いる。口語体の文においてもまた恬としてこれを用いる。
着意してあえて用いるのである。 そして自分で自分に分疏をする。それはこうである....
「訳本ファウストについて」より 著者:森鴎外
いたしかたが無いのである。 世間では私の訳を現代語訳だと云っている。しかし私は
着意して現代語にしようとするのでは無い。自然に現代語となるのである。世間ではまた....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
りしが、欧州大戦前のドイツ軍は既に思想的には方面軍を必要としありしも遂に、ここに
着意する能わずして、第一・第二・第三軍を第二軍司令官に指揮せしめ、国境会戦にてフ....