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着料
「着料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
着料の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
てやるようになった。黒貂《ふるき》の毛皮でない絹、綾《あや》、綿、老いた女たちの
着料になる物、門番の老人に与える物までも贈ったのである。こんなことは自尊心のある....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ほかに、非常に凝った美しい衣裳《いしょう》一|揃《そろ》いが贈られた。当然今日の
着料になる物としてお作らせになった下襲《したがさね》は、色も織り方も普通の品では....
「源氏物語」より 著者:紫式部
選んで馴《な》らしておおきなさい。 ともその手紙には書いてあった。女房たちの
着料までも気をつけて送って来る源氏に感謝して、それらの人々は源氏の二条の院のほう....
「源氏物語」より 著者:紫式部
の浮き模様のある紅紫の小袿《こうちぎ》、薄い臙脂紫《えんじむらさき》の服は夫人の
着料として源氏に選ばれた。桜の色の細長に、明るい赤い掻練《かいねり》を添えて、こ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
しい細長などをありあわせのまま使うことにして、下へ着る絹や綾なども皆添え、自身の
着料にできていた紅い糊絹の槌目の仕上がりのよい物、白い綾の服の幾重ねへ添えたく思....