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着込む
「着込む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カンカン虫殺人事件」より 著者:大阪圭吉
場から程遠からぬ海上に浮び上ったと云う報告を受けて、青山|喬介と私は、暖い外套を
着込むと、大急ぎで工場までやって来た。 原田喜三郎と山田源之助は、二人|共K造....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
あるのだが、家族はおらず、時もこんな場合である。頼春の給仕のみで、すぐ粥腹に鎧を
着込む。 かつての元弘の年。 はじめて、彼が高時の命で上方へ出陣したときは、....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
な。異状が見えたら刻々に告げて来い」 具足櫃を開けて、親譲りの紺糸縅しの一番を
着込むのと、侍部屋の方へ向って股肱の面々を呼び立てるのを彼は同時に行っていた。 ....