督局[語句情報] »
督局
「督局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
督局の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
格もあるし、それになかなか機智に富んだ敏腕家でして、いまではもう出世して本省の監
督局におさまっていられますが、この人が当時の部下であるこの機関庫係員を連れ、既に....
「土鼠と落盤」より 著者:黒島伝治
そして、皆な洞窟から出るように云いつけた。 「どうするんだ?」 「検査だ、鉱山監
督局から厄介なやつがやって来やがった。こんなところを見られちゃ大変だよ。」 「だ....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
る。 一九〇一年には Chief Gas Examiner(ガス受給に関する監
督局の長官)に任命され、ガス法規修正案の調査会の議長となり、また訴訟問題の判定に....
「決闘」より 著者:神西清
、ある者は科学の批判をしたりする。だがこれは彼らの仕事じゃないね。それより管区監
督局へもっと顔を出して貰いたいものだよ。」 「俗人に僧正を論ずる資格はないですよ....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
塵に点火したんです。あれは実際陰険きわまるやり口ですよ。ああして置けば、あとで監
督局の調査があった時にも、発火の責任は、自分のところへは来ませんからね」 「しか....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
り、それを理解する限りにおいて、彼のすべての句は皆|佳《よ》いのである。例えば小
督局《こごうのつぼね》の廃跡を訪うて咏《よ》んだという句、 うきふしや竹の子とな....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
花は謡曲の「高野物狂」で、いずれも桜痴居士の新作である。仲国はむろん団十郎で、小
督局が秀調、小女房|冷泉が新蔵、「高野物狂」では高師四郎が団十郎、児龍若が女寅で....