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睨まえる
「睨まえる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋谷家の始祖」より 著者:宮本百合子
い額に、切り込んだような縦皺を寄せながら、瞼を嶮しく引そばめて、森閑とした周囲を
睨まえるのである。 暗い、鋭い正隆の直視の前には、いつも、桑の小箪笥と書棚とが....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
している。「正成を連れまいれ!」とは綸言なのだ。笠置城の浮沈でもある。 「兵衛」
睨まえるように、正成へ。 「一介の武門へたいし、かくばかりなお頼みあらせらるるの....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
おかつ、いまの師直の一言には尊氏もおもわず生唾をのんだらしい。じっとそのおもてを
睨まえるように見て。 「師直」 「は」 「容易ならんことをやすやす申すが。よも雑....