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睨み返す
「睨み返す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
お浜は凄《すご》い目をして竜之助を睨みました。竜之助もまた沈み切った眼付でお浜を
睨み返す。いつもならばここで癇癪《かんしゃく》が破裂して、生きるの死ぬのと猛《た....
「夜長姫と耳男」より 著者:坂口安吾
お婆さんを見たのよ」 オレは云ってやった。 「あのバケモノの奴も今度の疫病神は
睨み返すことができませんでしたかい」 ヒメはそれにとりあわず、静かにこう命じた....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
っていた。
「不届者が」
一人の士が、正面から、和田を睨みつけていた。和田が、
睨み返すと
「斬るな。手取りに致せっ」
と、叫んで、その士は、門の方へ、走って....