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睿智
「睿智〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
睿智の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
い。言葉は私を言い現わしてくれないとしても、その後につつましやかに隠れているあの
睿智の独子なる暗示こそは、裏切る事なく私を求める者に伝えてくれるだろう。 暗示....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
よ馬の心理上の諸象をざっと説こう。ロメーンズいわく、馬は虎獅等の大きな啖肉獣ほど
睿智《えいち》ならず、食草獣のうち象大きい馬より伶俐《れいり》で象ほどならぬが驢....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
つまで重ねて留めた鈴の手を皆捻じ戻して解いた。この褐色カプシン猴は猴類でもっとも
睿智《えいち》のものと言うべく、野生のままでは大いにその
睿智と模倣力を揮うべき事....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
人の犬もオザイルの驢もかつてかかる栄遇を享《う》けたと聞かぬと叱ると、犬主死犬の
睿智を称揚して判事に犬が二百アスペルを遺産したと申す。判事気色打ち解けて書記を顧....