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瞬ぎ
「瞬ぎ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
瞬ぎの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
けたものか?」 「何、鏡葉之助殿とな?」 逆立った眼で葉之助を見据え、紋兵衛は
瞬ぎもしなかったが、ようやくホッと溜息を吐くと、「人違いであった。山吹ではなかっ....
「変身」より 著者:カフカフランツ
っととまって、あたりを見廻した。彼の善意はみとめられたようだった。人びとはただ一
瞬ぎょっとしただけだった。そこでみんなは、沈黙したまま、悲しげに彼をじっと見つめ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、彼はしばらくわれを忘れ、ただ、 「――ああ」 というため息を胸の中に曳いて、
瞬ぎもせず眺め入っていた。 何を感じたのであろうか、そのうちに武蔵の面には涙の....
「醤油仏」より 著者:吉川英治
をして、何が面白いのか」 と苦笑していた役人達の顔までが、妙に引緊って来て、目
瞬ぎもしない。 「さ、注いでくれ」 言ったかと思うと、伝公の顔は、もう大きな丼....