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矛盾律
「矛盾律〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
矛盾律の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
主義に見出すことが出来るだろう。と云うのは、歴史上の所謂啓蒙の第二の規定が、その
矛盾律中心主義の哲学組織(ヴォルフで初めて伝統的なドイツ哲学の例の「体系」が出来....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
事物を同一平面に並べて媒介することを特色とする。この平面内に於て行なわれるものが
矛盾律である。即ち例えばAはαであって、同時に例えばβなどではあり得ない。併しな....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
る場合に、初めてこの形式論理の立場は弁証法の立場に対立するのである。
同一律や
矛盾律は夫自身少しも形式論理のものではない。夫は正に弁証法の一契機に他ならぬ。之....
「辞典」より 著者:戸坂潤
を、無条件に絶対的に墨守する建前を持っているのであって、同一律(AはAである)、
矛盾律(Aは非Aに非ず)、排中律(AはBか又は非Bであってその他のものではあり得....
「哲学入門」より 著者:三木清
いる。形は物の本質、真の存在と考えられた。かようなものについては形式論理における
矛盾律ないし自同律は単に形式的でない実質的な意味をもっているであろう。アリストテ....
「物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
観そのものと直観の公理とは何と云っても一応別なものと考えなければならぬ。公理から
矛盾律によって始めて他の命題が帰結するにしても如何なる命題も総て直観内容でなけれ....