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矜羯羅
「矜羯羅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
矜羯羅の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
盛んであったもので、不動の信者が多い所から自然不動様が流行っている。不動様はまず
矜羯羅童子から始めます。これは立像で、手に蓮を持っている。次が制※迦童子、岩に腰....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
は、しつこく斬って来る若侍をあしらいながら、
「太夫、おいらにゃ、平馬は苦手だ。
矜羯羅制※迦《コンガラセイタカ》――二人の方はおれがやるから、心棒は、おめえが、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
が、主人の子孫に叱られて消え去ったは、全く主人の所望にことごとく応ぜなんだ故で、
矜羯羅《こんがら》よりは制※迦《せいたか》に近い、かかる如意使者は、欧州の巫蠱《....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
いのは明にその品性を語り得た。お杉は一目見ると、直ちにかねて信心の成田様の御左、
矜羯羅童子を夢枕に見るような心になり、 「さぞまあ、ねえ、どうもまあ、」とばかり....
「春心」より 著者:田中貢太郎
ね、家には、皆りっぱな男が揃ってるから、何かの時にゃたのもしいよ」 「そうねえ、
矜羯羅のように走る男もあれば、千里眼の人もあるし、何かのばあいは、心丈夫だよ」 ....