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「矢印〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

矢印の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
深夜の市長」より 著者:海野十三
だ」 僕は皮肉を云われたように感じて、それ切り口を噤んだ。 絵図の上に、赤い矢印で示された縁の下の潜り穴が見つかった。そこで両手と膝頭とをついて、薄氷の張っ....
省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
頁を折ってあるところがあった。そこを開けると、白い小布が栞のように挿まっていて、矢印が書いてある。矢印の示すところには赤鉛筆で、傍線のついている記事があった。表....
わが町」より 著者:織田作之助
。幻燈のようであった。 あえかな美しさにうっとりしていると、解説者は南十字星へ矢印の青い光を向けて、 「――さて、皆さん、ここに南十字星が現われて、わたし達は....
琥珀のパイプ」より 著者:甲賀三郎
こかに隠されていると云う事を知ったのです。それからあとは容易です。長方形の片隅の矢印をした符号は、石段の角を示します。S、S、Eは磁石の南々東です。31は無論三....
火星兵団」より 著者:海野十三
りで……。 すると、彼はついに、うれしい手がかりを発見した。砂浜の上に、大きい矢印が書いてあるのであった。 「千二ヨ、タズネルモノハ、コノサキニアル。ワレワレ....
空襲警報」より 著者:海野十三
りおろすのだ。ああ、愉快!」 と、航空地図上の日本本土の横腹に、赤鉛筆で大きな矢印を描き、更に日附と自分のサインを誇らしげに書きいれた。 空中の地獄 ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
。 法師温泉の主人公が、本人はさとらずに、道標を書きちがえていたのである。彼は矢印の形をした道標に、先ず、矢印を左にして左書きに、仙の倉平標と書いた。さて、そ....
」より 著者:中谷宇吉郎
内を上昇し、冷えた空気は二本の硝子管の間を下りるようにした。即ち空気は第38図に矢印で示したような経路の対流を起すのである。図中Cは銅板の蓋でその内面にはDなる....
わが町」より 著者:織田作之助
流星がそれを横切る。雨のように流れるのだ。幻灯のようであった。説明者は南十字星へ矢印の光を向けて、 「――さて、皆さん、ここに南十字星が現れて、いよいよ南方の空....