矢壺[語句情報] » 矢壺

「矢壺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

矢壺の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
となくこの馬子を心強いものに思います。 この馬に乗ったお松は、犬目新田も過ぎ、矢壺《やつぼ》の座頭《ざとう》ころがしの険も無事に通って、例の鶴川の渡し場まで来....
悪僧」より 著者:田中貢太郎
首にからまして朱い唇を見せた。李張は手にしていた弓を持ち直して、それに腰につけた矢壺の矢を抜いて添えた。 和尚はすこし首を屈めて夫人の唇を己の頬に受けようとし....