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「矢田津世子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

矢田津世子の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
けれども、しかし何か「モラルの素」とでもいうようなものをひそかに見せてはくれる。矢田津世子「やどかり」(『改造』四月)などもこのカテゴリーにはいる部類だろう。こ....
婦人作家の「不振」とその社会的原因」より 著者:宮本百合子
いために、例えば宗瑛のような人にしても、結局詰らないものしか書けません。 では矢田津世子とか大田洋子、堀寿子とか云うような小ブルジョア階級の婦人作家はどうかと....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
』『ひなどり』などをもって、大谷藤子は『須崎屋』をもって、窪川稲子『素足の娘』、矢田津世子『神楽坂』、美川きよ『恐ろしき幸福』『女流作家』、円地文子『風の如き言....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
り」(短篇集)、大谷藤子「須崎屋」、中里恒子「乗合馬車」、壺井栄「暦」、そのほか矢田津世子「神楽坂」、美川きよ、森三千代、円地文子など当時の婦人作家はその人々の....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、短篇アンサンブルとしての効果なし。稲ちゃんも大変スタイルに留意して試みている。矢田津世子が書き、たい子がかいている。俊子さんの第三部は(第二世の小説)『改造』....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
家短篇特輯を出しました。岡本かの子、円地文子、小山いと子、佐藤俊子、宇野千代子、矢田津世子の諸雄です。昔から時たまこういう催しをやったが、作品の質は、明かに一つ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。実質的なところが、ね。 文学の仕事と云っても劇は劇場の関係がひどくて、小説の矢田津世子ぐらいのがくさっていますそうです。評価の点で矢田がどういう作家であるか....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
います、だとするともうやめなくては。この間うち台所用本で、深田久彌の「命短し」、矢田津世子の「鴻ノ巣女房」というのをよみました。こういう小説家たちが、みんな一種....
三十歳」より 著者:坂口安吾
ただきます。 昭和十年ごろ(そのころ私は早稲田の第二学院の生徒でした)下落合の矢田津世子さんのお宅で雑誌「作品」の御作拝見しました。たしか、いくつも拝見させて....
死と影」より 著者:坂口安吾
人の女に、と、苦笑しながら。なぜ、生きているのか、私にも、分らなかった。 私が矢田津世子と別れたことを、遠く離れて、嗅ぎつけた女があった。半年前に別れた「いづ....