矢疵[語句情報] » 矢疵

「矢疵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

矢疵の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
金だけは助かりました。しかしお睦の襟首に射込んだ矢がお金の右の頬をかすったので、矢疵のあとが残りました。お金が真直に負われていたら、おふくろと一緒に射徹されてし....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
け給い、矢頃を計って切って放てばその矢誤たず胸にあたり、ついに叛将は殪したものの矢疵ありありと鎧に残り、楯無しの威霊を損じたため、重代の宝器に矢の立つこと家運の....
三国志」より 著者:吉川英治
下の一員となっていた元代が、 「もう七年も前ですが、海賊に襲われて、手前がひどい矢疵を受けた時、会稽の虞翻という者が自分の友だちに、名医があるといって紹介してく....