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「知命〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

知命の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私を語る」より 著者:種田山頭火
私もいつのまにやら五十歳になった。五十歳は孔子の所謂、知命の年齢である。私にはまだ天の命は解らないけれど、人の性は多少解ったような気が....
正宗谷崎両氏の批評に答う」より 著者:永井荷風
して、晩年更に奮発一番すべしとの心であるやも知れない。わたくしは昭和改元の際年は知命に達していた。二君の好意を空《むな》しくせまいと思っても悲しい哉《かな》時は....
孔子」より 著者:和辻哲郎
の齢に達したものの惑溺はその人の信用を覆してしまう。壮年の焦燥は同情せられるが、知命の齢に達したものの焦燥はその人への尊敬を消失せしめる。してみると、右の段階は....
三国志」より 著者:吉川英治
軍もととのいましたゆえ、六度征旗をすすめて中原へ出ようと思います。ただ臣亮もはや知命の年齢ですから、戦陣の不常どんなことがあろうとも知れません。……陛下も何とぞ....