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知性人
「知性人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
知性人の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒猫」より 著者:佐々木直次郎
。――誰か私などよりももっと冷静な、もっと論理的な、もっとずっと興奮しやすくない
知性人が、私が畏怖《いふ》をもって述べる事がらのなかに、ごく自然な原因結果の普通....
「旅愁」より 著者:横光利一
うしていない。僕も君も、どちらも野蛮人というような高級な感性的なものにもなれず、
知性人というような、これまた同様に透明な抽象的なものでもない。それなら僕らはお互....
「生活においての統一」より 著者:宮本百合子
的心情にとって、数百年間の封建日本の重い絆と、薄弱であるのに形は動かしがたい封建
知性人の経済的基礎とが、常に人生をあわれと見る心理に追いこんで来たことがある。理....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
も、稀れであるが、和歌のひとつも詠むとか、画でも描くとかいう程度のことは、殆ど、
知性人の教養の一つといってさしつかえない。 剣の人でも、武蔵以外に、画人はない....