知恵を借りる[語句情報] » 知恵を借りる

「知恵を借りる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

知恵を借りるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
籠釣瓶」より 著者:岡本綺堂
けても腹立たしいのはゆうべの治六であった。八橋を身請けするほどならば、あいつらの知恵を借りるまでもなく、おれが自分から進んで立派に身請けをする。それがもう出来な....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
えた。この半七ならば秘密を明かしても差支えはあるまい、いっそ何もかも打明けて彼の知恵を借りることにしようかと思った。 「御用で忙がしいところを気の毒だが、少しお....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
きった決断としては、とにかく、ここまで持って帰って、不破の旦那に相談をして、その知恵を借りるに越したことはない。 そう思って、夜中に、またまた醍醐まで、びっこ....
再び山へ」より 著者:松濤明
通ずる橋を渡って、伯父の家へ急いでいた。今まで貸していた土地の問題について伯父の知恵を借りるために。もう夕暮近くなって、涼しい風が田の面を渡っていた。稲の青い穂....