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知恵袋
「知恵袋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
知恵袋の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
はきわめておちつきはらいながら答えました。 「伊豆守様は当代名うての知恵者。その
知恵袋をもってしましてもお始末がつかなくて、はるばるてまえごとき者までをもお召し....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
うじゃ。頭をたたいてここといえば、知恵よりほかにないはずでござる。それも、右門の
知恵袋ばかりは、ちっとひとさまのとは品物が違いまするぞ」 「あなたさまの
知恵袋と....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
が出かかったから、静かにしろよ。あのつんつんとひっぱるやつがお出なさりゃ、じきに
知恵袋の口があくんだからな」 と――いうかいわないうちに、果然、むくりと起き上....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
荒療治荒責めはおいらの手じゃねえんだよ。七つの橙さえ手もとにありゃ、なんとかまた
知恵袋の口が開かアね。ひとなでなでながら、ぴかぴかと眼《がん》をつけてやるから、....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
がみずから計ってやったことであるか? 「おもしろくなりやがった。ちょうど夏場だ。
知恵袋の虫干しをやろうよ。ここまで来りゃぞうさもあるめえ。栄五郎、大西屋は本石町....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
水忍術を使うとは、ちと容易ならんことになってまいったな。よしよし、久方ぶりじゃ、
知恵袋にかびがはえぬよう、虫干しさせてやろうよ」 いいながら、そろりそろりとあ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
開いてみましたけれど、いずれ、道庵の子分になるくらいのものだから、資力においても
知恵袋においても、そんなに芳《かんば》しいものばかりありませんでしょう。 いよ....
「狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
ん」 「そこでトウトウ思案に詰まった揚句がアンタの事じゃ。いつも何かと言うと私の
知恵袋にしておったアンタを、直接に松倉|様に引合わせて、私とも膝をば突合わせたな....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
中には、ぜんぜん無駄なもの、無用なものというものはない、「つまらぬと言うは小さき
知恵袋」という名句や、「無用とは利用せざることなり」と言われている警句が、よく胸....