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「知県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

知県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
記録一|米《メエトル》五七)と出ているのを、何度も読みかえしました。なかでも、高知県出身とある偶然さが、嬉《うれ》しかった。ぼくも高知県――といっても、本籍《ほ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
しめを受けてはならない」ということに帰着した。第一期生すなわち当時の三年生は、愛知県人と石川県人とがいずれも十名ばかりずつで互いに覇を争って来た。第二期生では愛....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ギリスの人で、香港から横浜の方に渡来したが、十月には名古屋の方に開かれるはずの愛知県英語学校の準備をするため、教師として雇われて行く途中にあるという。東海道回り....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
枚で、字を子才といい、号を簡斎といいまして、銭塘の人、乾隆年間の進士で、各地方の知県をつとめて評判のよかった人でありますが、年四十にして官途を辞し、江寧の小倉山....
天災と国防」より 著者:寺田寅彦
きないのではないかというのが自分の年来の疑いであるからである。 今度の大阪や高知県東部の災害は台風による高潮のためにその惨禍を倍加したようである。まだ充分な調....
蛇怨」より 著者:田中貢太郎
知県高岡郡の奥の越知と云う山村に、樽の滝と云う数十丈の大瀑がある。それは村の南に....
獄中消息」より 著者:大杉栄
二年十一月二十四日 先日話した外、なお階行社(軍人団体の会)および、助愛社(愛知県出身軍人の会)から多少の金の来るように聞いていた。もっとも、これは戦時の話で....
阿芳の怨霊」より 著者:田中貢太郎
た。壮佼たちは何か面白そうに話しながら通りすぎた。由平はほっとした。 其処は愛知県|渥美郡泉村江此間の海岸であった。由平は其の村の油屋|九平の娘の阿芳と心中を....
阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
は日々に安静になり、噂に拠れば革命党は城内に入ったが、何も格別変ったことがない。知県様はやっぱり元の位置にいて何か名目が変っただけだ。挙人老爺は何になったか――....
狂人日記」より 著者:井上紅梅
三 一晩じゅう睡れない。何事も研究してみるとだんだん解って来る。 彼等は――知県に鞭打たれたことがある。紳士から張手を食ったことがある。小役人から嚊を取られ....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
旧市街にいずれも通じているのであって、道台衙門のある所はすなわち東大門内である。知県衙門のあるところは小東門内の中央である。 日没を合図に内外の市街は――県城....
血の盃」より 著者:小酒井不木
語も、やはり同様に解釈さるべき性質のものであろうと思う。 これは私の郷里なる愛知県××郡△△村に起った事件であるが、明治三十八年のことで、村から出征した軍人の....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
場、糖酒製造場、医院を一覧し、さらに日本移民の居宅を慰問す。その国籍は山口県、高知県、和歌山県なり。コーヒー園は丘陵の高地にありて、遠望すれば茶林のごとし。近く....
福沢諭吉」より 著者:高山毅
ターの辞書がはいったはじめです。 中浜万次郎は、ジョン=マンともいい、土佐(高知県)のりょうしでした。あらしにあってひょうりゅうしているところを、アメリカの捕....
萌黄色の茎」より 著者:田中貢太郎
さんの右の手はこっちの左の手首に絡まっていた。 「お前さんはどこだね」 「私、愛知県よ」 「では、名古屋かね」 「名古屋の在ですよ」 「兄弟があるかね」 「ええ....