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知育
「知育〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
知育の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
校であります。しかしながらもし私をしてその女学校を評せしむれば、今の教育上ことに
知育上においては私はけっしてアメリカ第一等の女学校とは思わない。米国にはたくさん....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
陶冶というものとは同じでない。なぜならこの場合の人格という教育家的観念は、つまり
知育とかいうものから区別された徳育なるものに相当するに他ならないが、処がビルドゥ....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
を欠いた人間とがいるかのように。之は又知識と人格とを区別する原理ともされている。
知育に対する徳育、頭に対する肚、能力に対する精神、等々の卑俗な対立区分は、どれも....
「三つの「女大学」」より 著者:宮本百合子
「新女大学」で福沢諭吉が最も力をこめている点は、婦人の独自な条件に立っての体育、
知育、徳育の均斉と、結婚生活における夫婦の「自ら屈す可からず、又他をして屈伏せし....
「女性の歴史の七十四年」より 著者:宮本百合子
すくない状態におかれていたからにほかならない。 婦人の独自な条件に立って体育、
知育、徳育の均斉した発達の必要と、家庭生活における夫婦の「自ら屈す可からず、また....
「市民の生活と科学」より 著者:宮本百合子
リティにも増す独創或は創造の力を、日本の科学の将来に期待し得る一つの条件として、
知育の意味も専門の人々の間に新たに考え直され具体化することを願う。〔一九四〇年六月〕....
「国民学校への過程」より 著者:宮本百合子
さが教育の実質の高さを直接に証明するものでないことを常識は知りぬいていると思う。
知育偏重排撃という流行的傾向があって、昨今その流行に乗じて語る人々は科学の精神が....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
とを知っているだろう。維新後になるとそれが士魂商才の説となる。だが教育家が徳育と
知育とを区別した賜物であるかどうか知らないが、近頃では哲学の魂と科学の才とが、バ....
「辞典」より 著者:戸坂潤
育・徳育・精神教育、其他に於て極めて顕著であるが、それだけではなく、一般的な所謂
知育・職業教育・産業教育・技術教育、其他に於ても根本的な影響を有っている。支配的....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
国際主義」と「利己主義」と「個人主義」とであり、又「泰西文明の無批判的吸収」と「
知育偏重」とである。之に対立させられる善玉としては、「国家観念と道義観念」や「質....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
る中等教員訓練所で訓練を施すことにしようとしている。師範教育は有名な人格教育で、
知育の代りに徳育を授けるものだから、凡そ師範教育以外に人類教育はあり得ないと思わ....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
うに、今日の日本型ファシズムの進行に伴うファッショ的文化情勢であったのである。「
知育偏重」排撃を中心とする国体明徴主義其の他の科学教育・科学政策・が強化されるに....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
的合理的表現に相応しからぬものとすることであるから、知識よりも人格、頭よりも肚、
知育よりも徳育、云々という一切の実用主義的非合理主義と同じ目標を有つものである。....
「現代科学教育論」より 著者:戸坂潤
つめ込み主義がいかんとか、画一主義がいかんとか云う場合にここと無関係ではないし、
知育偏重がいかんという場合、之を無理に好意的に解釈するとすれば、まずこの辺に落ち....