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短期
「短期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
短期の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
は、秘密の耐圧潜水艦を提供し、しかもワーナー博士とアンダーソン教授の希望どおりに
短期間に改造を加え、乗組員の全部を提供した。至宝ワーナー博士とアンダーソン教授は....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
。つまり第一次欧州大戦は決戦戦争発達の頂点に於て勃発したのです。誰も彼も戦争は至
短期間に解決するのだと思って欧州戦争を迎えたのであります。ぼんくらまで、そう思っ....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
結局しっかりしたことは判らない。しかし一旦|糊で紙の間に入れたラジウムが、こんな
短期に脱け落ちるのはおかしい。といって風船が違ったわけでもない。この柿色の風船の....
「断層顔」より 著者:海野十三
る方であり、ほんのちょっぴりしかお尋ねにならないし、そして思い切った方法で解決を
短期間に縮めて下さる、その上に常に事件依頼者の絶対の味方となって下さる方だと世間....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
も知れない。して見れば秀吉は宜いけれど、氏郷は巨額の年俸を与えられたとは云え極々
短期の間に其年俸を受取れるか何様か分らぬ危険に遭遇すべき地に置かれたのだ。番人に....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
年は、特別任務を帯びて、謎の太平洋へ出発することとなった。 その前三週間、彼は
短期ながら、偵察員としての特別の訓練をうけた。早くいえば探偵術を勉強したのである....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ら顧みて少しはなつかしいと思い出されることのあるのは、初恋のほんの取りつきばなの
短期間だけである。その期間のみが恋愛の手ほどきであったかと思えば、それはそれなり....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
いくらも例のあることであるが、政治の必要から新たにある種の芸術を生み出し、しかも
短期間にそれを完成するというようなことはほとんど不可能なことで、いまだかつてその....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
が重大で隠す必要があるのは、それぐらい現実的で生々しくて、つまり時間的に遠からぬ
短期間のうちに起った問題だということで、つまり隠すべき重大な秘密が国譲りやクーデ....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
風俗は、今から見れば相当おかしな「好男子ぶり」とは云っても、兎に角よくもそこまで
短期間に進歩したものではあった。〔昭和二十三年〕....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
を博したのが、そもそも子供芝居流行の原因を作ったのであると説く人もあるが、それは
短期の興行であって世間一般の人気をひいたとも思われない。いずれにしても、子供芝居....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
史料の範囲も極めて狭く、しかもこれまで実地に見たこともない法隆寺の問題を、極めて
短期日の間に、ともかくもあれだけの物に纏め上げたのであったから、その無鉄砲さ加減....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
そして、それは、聡明で機敏なベエコンが自分自身の出世のためになして受けた損害を、
短期で軽率なエセックスが巧みな外交辞令とともに賠償せざるをえなくなったような、傾....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ったのと、一方徭役を免ぜられる特典があったが為に、彼らもその職に甘んじて、あまり
短期の交替を望まなかったためでもあったとみえる。 因に云う、後世近畿地方にシュ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
が大でありこれが絶対的である場合は戦争は活発猛烈であり、男性的、陽性であり、通常
短期戦争となる。これを決戦戦争と名づける。 武力の価値が他の手段に対し絶対的地....