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短期間
「短期間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
短期間の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
は、秘密の耐圧潜水艦を提供し、しかもワーナー博士とアンダーソン教授の希望どおりに
短期間に改造を加え、乗組員の全部を提供した。至宝ワーナー博士とアンダーソン教授は....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
。つまり第一次欧州大戦は決戦戦争発達の頂点に於て勃発したのです。誰も彼も戦争は至
短期間に解決するのだと思って欧州戦争を迎えたのであります。ぼんくらまで、そう思っ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
文して来て下さいと依頼する。坊さんは、法会の間、十日、半月位滞在しているが、その
短期間にこれこれのものをと注文する。一週とか、十日間とかの間に、仏師はその注文品....
「断層顔」より 著者:海野十三
る方であり、ほんのちょっぴりしかお尋ねにならないし、そして思い切った方法で解決を
短期間に縮めて下さる、その上に常に事件依頼者の絶対の味方となって下さる方だと世間....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
して割ると、いくつもない人物と事件に還元されてしまう。本当の史実は百年間ぐらいの
短期間に起った大和飛鳥の争奪戦にすぎなくて、九州四国中国方面から攻めてきて大和を....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
人が絶え間がなくとも、同じ人間が一生見ているわけではなくて、それを卒業するまでの
短期間見ているだけだ。見る人は常に変り、常に卒業して行くだろう。ストリップの芸人....
「役人学三則」より 著者:末弘厳太郎
りない属官らの手中ににぎられて、長官はただ自身の出世を目標としつつ形式上その上に
短期間すわっているというような実情が生ずるのはこれがためである。専門的知識をもた....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ら顧みて少しはなつかしいと思い出されることのあるのは、初恋のほんの取りつきばなの
短期間だけである。その期間のみが恋愛の手ほどきであったかと思えば、それはそれなり....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
ている青年塾は、学校とはまるでちがうんだよ。現に働いている青年たちのために、ごく
短期間の、――今のところながくてせいぜい二か月ぐらいにしたいと思っているが、――....
「現代美学の危機と映画理論」より 著者:中井正一
レンズとフィルムが構成している画面が、人間が見ている世界と同一であると考えるのは
短期間の人間の習慣であり、商業機構が戦い取った一般性である。 しかも、最も驚く....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
いくらも例のあることであるが、政治の必要から新たにある種の芸術を生み出し、しかも
短期間にそれを完成するというようなことはほとんど不可能なことで、いまだかつてその....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
が重大で隠す必要があるのは、それぐらい現実的で生々しくて、つまり時間的に遠からぬ
短期間のうちに起った問題だということで、つまり隠すべき重大な秘密が国譲りやクーデ....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
風俗は、今から見れば相当おかしな「好男子ぶり」とは云っても、兎に角よくもそこまで
短期間に進歩したものではあった。〔昭和二十三年〕....
「戦争ジャーナリスト論」より 著者:戸坂潤
料はないようだ。では今後戦争ジャーナリスト達はどういう方向を辿るか。この点最近の
短期間の動向から類推する他あるまい。それによると、大衆の軍事知識の常識化と照応し....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
不抜のものとなった。しかもその根底をなすものは、当時決戦戦争すなわち武力に依り最
短期間に於ける戦争の決定が常識となっていたことであるのを忘れてはならぬ。第一次欧....