短歌[語句情報] »
短歌
「短歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
短歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ならず同心円をめぐるようにじりじり死の前へ歩み寄るのである。
「いろは」
短歌
我我の生活に欠くべからざる思想は或は「いろは」
短歌に尽きているかも知れ....
「私の父と母」より 著者:有島武郎
ず特異な性格となって世の中に現われたろうと思う。
母の芸術上の趣味は、自分でも
短歌を作るくらいのことはするほどで、かなり豊かにもっている。今でも時々やっている....
「弓町より」より 著者:石川啄木
あった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ その間に、私は四五百首の
短歌を作った。
短歌! あの
短歌を作るということは、いうまでもなく叙上の心持と齟齬....
「三角形の恐怖」より 著者:海野十三
定理の証明を疑ってみたり、其の頃流行の犯罪心理学の書物に読み耽ったり、啄木ばりの
短歌を作ったりしていました。 そんな調子の生活の中から私は遂に一つのトピックス....
「鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
」 とその材料を持って来た川田氏への心理批判も交って坂本は苦笑した。 その後
短歌から転じて小説をつくり始めた葉子がその処女作を麻川氏の友人喜久井氏に始めて見....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
の店先にかけられる。そのなかには年々歳々おなじ版をかさねているような、例のいろは
短歌や道中|双六のたぐいもあるが、何か工夫して新しいものを作り出すことになってい....
「一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
歌も其処で読んだんだ。何でも雑誌をとってる家だからね。(間)そうそう、君は何日か
短歌が滅びるとおれに言ったことがあるね。この頃その
短歌滅亡論という奴が流行って来....
「北斗帖」より 著者:違星北斗
私の
短歌 私の歌はいつも論説の二三句を並べた様にゴツゴツしたもの許りである。叙景的....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
らぬ今日の現状に、ただ辟易するばかりである。彼等の文学は、ただ俳句的リアリズムと
短歌的なリリシズムに支えられ、文化主義の知性に彩られて、いちはやく造型美術的完成....
「土足のままの文学」より 著者:織田作之助
うな作品に、もはや何の魅力があろう。 これまで、日本の文学は、俳句的な写実と、
短歌的な抒情より一歩も出なかった。つまりは、もののあわれだ。「ファビアン」や「ユ....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
命に迫る事には、一層の得手を持っている訣である。 短詩形の持つ主題 俳句と
短歌とで見ると、俳句は遠心的であり、表現は撒叙式である。作家の態度としては叙事的....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
。それが後には「花詞」と選ぶ事のない程安易な物になったが。明治三十二年以後著しい
短歌改革運動を行った新詩社の人々の
短歌に収容した詩語は、やはりぎりしやをそういう....
「夢の如く出現した彼」より 著者:青柳喜兵衛
るまいか。 久作さんは又非常な情熱家であった。かつて久作さんや次兵衛達によって
短歌会が持たれていた頃、たまたま散策には少し寒いが晩秋の月のいい日に香椎の山で会....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
げたい。 昭和二十二年九月一日 風巻景次郎 一 うた、漢詩と和歌、詩と歌、和歌と
短歌 二 中世、和歌は中世文学の主軸、物語は文学でない性質を含んでいる、勅撰和歌....
「茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
づまるばかりに怒りしわがこころしづまり行けと部屋を閉しつ」などという歌を読んで、
短歌でも、こういう現し方があるのか、と感心した事があったので、「僕の小説などは決....