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「石井柏亭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石井柏亭の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道標」より 著者:宮本百合子
崎恭介の作品と遺骨をつれて日本へ帰って行った須美子の作品が入選している。ほかに、石井柏亭の「果樹園」が二科から特別出品されて注目をひいていた。アマンジャンのシャ....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
が三十三年であって、『明星』のぐるりに今日洋画壇の元老たち、藤島武二、結城素明、石井柏亭、児島喜久雄、黒田清輝、岡田三郎助、青木繁、満谷国四郎その他の人々があつ....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
明星』が発刊されたのは、一九〇〇年のことであった。黒田清輝、岡田三郎助、青木繁、石井柏亭など日本の洋画の先駆をなした画家たちが、与謝野鉄幹を中心として「新詩社」....
女性の不平とよろこび」より 著者:岡本かの子
、これだけのムードを事もなげな経過ぶりで満座のなかに行われたのであります。そして石井柏亭と平気で談笑して居られました。 達手で自由で宜い、と私は傍で思いました....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
をしたいが、それには様々の困難があり、こまっていたら国民美術協会で大河内正敏氏や石井柏亭その他の人が一冊の『中條精一郎』という本を出して下さる由。私は大変うれし....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
奔して来たかと思ったら(夫婦ゲンカをやっていたから)そうではなくて、一水会という石井柏亭や安井曾太郎のやっている会へ絵をもって来たのでした。夜、二時頃までいろい....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
るわけです。 日本の芸術家が、年をとるにつれて納るということについて、たとえば石井柏亭のところへ、若い一人の女の子が絵の勉強の相談にゆきました。面白いところの....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
な松の間の道を歩いていました。 五月九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(石井柏亭筆「佐野瀑図」の絵はがき)〕 五月九日 『万葉秀歌』はもう夙《とっく》....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いう側から書かれていてマルコ・ポーロがとまりです。創元で『河竹黙阿彌』河村繁俊。石井柏亭の『日本絵画三代志』明治からのです。著者が著者だから常識的ではありますが....
昭和二年の二科会と美術院」より 著者:寺田寅彦
この人のまねをする人があるが、外形であの味のまねはできない。できてもつまらない。石井柏亭。 「牡丹」の絵は前景がちょっと日本画の屏風絵のようであり遠景がいつもの....
日記」より 著者:宮本百合子
たのを思えば有難い。 三月三日(金曜) 欠席 国民美術協会の展覧会へ行く。石井柏亭さんの扇面はりまぜの屏風と、青楓さんの二折屏風が図案としてはよかった。 ....
日記」より 著者:宮本百合子
やだ。河村明子氏の話したようなことをしそうな人だ。 二月二十三日(金曜) 朝、石井柏亭氏が来られたと云うので起される。御目にかかって本のことを御願いする。白と....
ヒウザン会とパンの会」より 著者:高村光太郎
興精神が瀰っていた。 「パンの会」はそうしたヌウボオ エスプリの現われであって、石井柏亭等同人の美術雑誌「方寸」の連中を中心とし北原白秋、木下杢太郎、長田秀雄、....
大切な雰囲気」より 著者:石井柏亭
垢が附いて居ることは、絶えず彼の神経を刺激し、彼をして顔を顰めさせたようである。石井柏亭....
偶言」より 著者:津田左右吉
の休憩もなしに心と手とを続けさまに動かすことが出来る。其処が素描の長処である。(石井柏亭氏著『我が水彩』所載) つい近ごろの新聞に、何とかいう露西亜人は音楽を....