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「石合戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石合戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
らなかった。で、どうかしてそいつを取っちめてやろうと思っていた。 三度目の時は石合戦だった。両方で懐ろにうんと小石をつめこんで、遠くからそれを投げ合っては進ん....
死までを語る」より 著者:直木三十五
は 「のばくの狸が、又囃しとうる」 と、云っていた。この長屋と、一度、上下で、石合戦をした事があった。私は、もう尋常二三年位で、誰にも劣らぬ乱暴者になっていた....
文学の流れ」より 著者:宮本百合子
、発芽的な形態においてさえもすくない。却って唐紙に墨で描いたような上司小剣氏の「石合戦」が現われたりしている。これは何故であろうか。或る種の人々はこれまでの作家....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
またみんなでやっつけろ、スムーロフ、やりそこなったらだめだぞ!」 こうしてまた石合戦が始まったが、今度は前よりいっそう猛悪になってきた。やがて一つの石が溝の向....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
り、新しいズボンのまま芝生の斜面を滑り降りたり、近所の悪戯児《いたずらっこ》らと石合戦をしたりすることだった。けれどそうしばしばやるわけではなかった。それも叱《....
なよたけ」より 著者:加藤道夫
けらお (なよたけを無視して)面白いぞイ! みんなも来いや! 賀茂川の橋の下で石合戦して遊ぶんだ! 勇ましいぞイ! おら敵の大将に石ぶつけて、泣かしちまったん....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
すが、大抵は誰もなんとも思っていないのです。村によっては昔鎮守さまが隣りの村と、石合戦をして目を怪我なされたからということを、子供ばかりが語り伝えている所もあり....