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「石川県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石川県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
けてはならない」ということに帰着した。第一期生すなわち当時の三年生は、愛知県人と石川県人とがいずれも十名ばかりずつで互いに覇を争って来た。第二期生では愛知県人の....
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
して置いて、其の儘にドロンと其処を立退き、長野県へ往ってほとぼりの冷るのを待ち、石川県へ往ったが、懐に金があるから何もせず、見てえ所は見、喰いてえ物は喰い、可な....
今にわれらも」より 著者:宮本百合子
トの友の会では、去年の十月、革命記念祭に向って見学団派遣を計画し、農民代表として石川県の農民の山野芳松という小父さんが決定されるまでに運んだ。政府は、旅券をよこ....
鷭狩」より 著者:泉鏡花
の鐘に似て凍る時、音に聞く……安宅の関は、この辺から海上三里、弁慶がどうしたと?石川県|能美郡片山津の、直侍とは、こんなものかと、客は広袖の襟を撫でて、胡坐で納....
星女郎」より 著者:泉鏡花
るがわる話しました。――峠の一軒家を買取ったのは、貴婦人なんです。 これは当時石川県のある顕官の令夫人、以前は某と云う一時富山の裁判長だった人の令嬢で、その頃....
日記」より 著者:宮本百合子
日いよいよすっかり出来上る。「禰宜様宮田」八十九枚。 午前中、父様と松坂屋へ、石川県の工芸品陳列会へ行って見る。一寸入ったときから、もう田舎くさい、レファイン....
屍体と民俗」より 著者:中山太郎
と云う伝説は、この民俗から出発していると云うことである。 *石川県の富来《トギ》湾は同県でも有名な漁場であるが、漁場の習いとして毎年のように....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
へかけ縄を以て強く縛るのが習俗となっていた。そしてこの葬法は近年まで残っていた。石川県|羽咋《はくい》郡富永村では、死者を納棺する際に藁縄、或いは白布を以て屍体....
望郷」より 著者:服部之総
とき、思いついて私は一人一人の家系についてきいてみた。すると、渡道後四代、初代は石川県人というのが二、三名いたが、何代になるかわからない、どこからきたかおぼえて....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
いろの批評あり。弁慶は団十郎、義経は福助。 ○六月二十六日、二代目尾上多賀之丞、石川県金沢に死す。一時は頗る人気ありて、団十郎の与三郎を相手にお富を勤めたるほど....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
とと致しましょう。北陸道というのは、若狭、越前、これが福井県。加賀、能登、これが石川県。越中、これが富山県。越後、佐渡、これが新潟県。以上の七国四県であります。....
」より 著者:中谷宇吉郎
るが、大雪は一月頃にならぬと降らない。積雪量の最も多い地域は新潟と富山の両県で、石川県の山間部、山形県の山寄りの土地などがこれに亜《つ》ぐのである。更に局部的に....
一人の無名作家」より 著者:中谷宇吉郎
った。芥川に褒められた短編はたしか、中学五年の頃に書いたものである。 中学は、石川県の小松《こまつ》中学で、その頃この北陸の片田舎には、文学熱が大いに興ってい....
簪を挿した蛇」より 著者:中谷宇吉郎
石川県の西のはずれ、福井県との境近くに大聖寺《だいしょうじ》という町がある。其処....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
でも忘れられないよろこびの心を、起さずにはいられなかったからであろうと思います。石川県の能美郡なども、村々に弘法清水があって、いずれも大師の来られなかった前の頃....