石巻[語句情報] »
石巻
「石巻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
く先ゃどこですかい。こないだは箱根へとっぱしったが、今度は奥州|仙台《せんだい》
石巻《いしのまき》とでもしゃれるんですかい」 「両国の新花屋だよ」 「新花屋! ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いのだ……その候補地が二つある。一つは駿河《するが》の国の清水港で、一つは陸前の
石巻《いしのまき》の港だが、清水港はよいところだが、今のところ、目に立ち易《やす....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を行方《ゆくえ》も知らぬ外洋へ向けて出発せしめんとするのではなく、ひとまず陸前の
石巻《いしのまき》へ回航させて、かの地を第二の根拠として、なお修復と改良を加えて....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、海岸線を一直線に仙台領に着した七兵衛は、松島も、塩釜もさて置いて、まず目的地の
石巻《いしのまき》の港へ、一足飛びに到着して見ました。 駒井の殿様の一行の船は....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぞ、これからいったん追波《おっぱ》の本流へ出て、鹿又《ししまた》から北上の本流を
石巻まで舟でやってくれ給え、舟は本流へ出るまでは、今のあれでよろしい、それからは....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
氏は洲崎を船出して、どちらへ行かれたか」 「はい、それが、その、このつい御近所の
石巻の港を目あてに乗出しておいでになりました」 「ナニ、
石巻――なるほど、駿河の....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
となさい」 と、きわめて誠意ある忠告をしたという話が残っている。 政宗も実は
石巻の日和山に築城したかったのだという話がある。なるほど、ここは仙台よりも水陸輸....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
線の長い距離はもちろん乗ったが)細い脛で、気まかせに歩いた。 塩釜、松島を経、
石巻から小汽船で金華山に渡り、帰路は山鳥の渡しをこえて牡鹿半島を縦断し、本線へ出....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
の山登りの日には、必ず石をもって行くことになっております。。 三河の本宮山と、
石巻山とは、豊川の流れを隔てて西東に、今でも大昔以来の丈くらべを続けていますが、....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
年も前からこの通り行われていたことは、真澄翁の多くの日記にも見えている。宮城県|
石巻などでも、元は長芋を三宝に載せて神に供えた後、その芋を耳にあてて「ええこと聞....