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「石本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石本の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
たらしい。私の幼い頃には麹町区役所になっていた。その後に幾たびか住む人が代って、石本陸軍大臣が住んでいたこともあった。板塀の内には眼隠しとして幾株の古い樫の木が....
工場細胞」より 著者:小林多喜二
だが、これが「手」かどうかは、僕より君が内心知ってるんだろうと思うんだ。この前、石本君とも話したが、鈴木は可哀相に置いてけぼりばかり食ってる。あれでよく運動を一....
柿の種」より 著者:寺田寅彦
研究所員数名が峯の茶屋の観測所に集合して附近の見学をした。翌十六日は一行の中の、石本所長と松沢山口両氏ならびに観測所主任の水上氏と四人が浅間に登山したが、自分と....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
はある。故志田順、堀口由己、小倉伸吉、妹沢克惟、和達清夫、松山基範、坪井誠太郎、石本己四雄(地震研究所所長)、日高孝次(海洋気象台長)の諸博士の業績がそれだ。尚....
新時代の「童話」」より 著者:豊島与志雄
、例えば、―― 山本有三主宰「日本少国民文庫」のなかの、「発明物語」について、石本已四雄君が読後感を私に洩したことがある。曰く、有名な科学者達が如何に苦心して....
ドイルを宗とす」より 著者:甲賀三郎
長石」と、小酒井不木君訳の「夜の冒険」の二長篇だった。就中後者は探偵小説構成の定石本として深い感銘を受けたものであった。この二長篇が発表されて間もなく私が探偵小....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
をいう者もあった。 平八はニヤリと笑ったばかり、一人の与力へ眼をつけると、 「石本氏、ちょっとお顔を」 「なんでござるな」 と立って来るのを、平八は別室へ誘....
日記」より 著者:宮本百合子
前はかくして、女ばかりが集って、産児制限反対運動を起そうとして居るとつげて居る。石本恵吉男夫妻が主人役となって、ミセスに好意を示す。彼女を上陸させるさせないにつ....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
葉巻をお附けになるお手元をただじっと見ていましたら、お顔を上げて、「お前は近頃|石本さんに会うかい」といわれました。 石本さんとおっしゃるのは、大臣石本|新六....