石榴口[語句情報] »
石榴口
「石榴口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石榴口の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
てこの二階にいたと云うことを、十幾年の後に知った。 その頃の湯風呂には、旧式の
石榴口と云うものがあって、夜などは湯煙が濛々として内は真っ暗。しかもその風呂が高....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
るような土地柄は、多吉の性に適すると言っているところだ。 江戸の名ごりのような
石榴口の残った湯屋はこの町からほど遠くないところにある。朱塗りの漆戸、箔絵を描い....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
。恰幅のいい、赭ら顔の五十位の人でした。 その頃のお湯屋は、長方形の湯槽の上に
石榴口といって、押入じみた形のものがあって、児雷也とか、国姓爺とか、さまざまの絵....
「思い出草」より 著者:岡本綺堂
てこの二階にいたということを、十幾年の後に知った。 その頃の湯風呂には、旧式の
石榴口というものがあって、夜などは湯烟が濛々として内は真暗。加之その風呂が高く出....