石橋を叩いて渡る[語句情報] » 石橋を叩いて渡る

「石橋を叩いて渡る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石橋を叩いて渡るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「将棋の鬼」より 著者:坂口安吾
だ。勝負は気合いではない。勝負はたゞ確実でなければならぬ。 確実ということは、石橋を叩いて渡る、ということではない。勝つ、という理にかなっている、ということで....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
方に何か異ったものがあるとすれば、それはみな素人としての自分の創意で、どこまでも石橋を叩いて渡る流儀であり、また商人はかくあるべしと自ら信ずる所を実行したまでの....
「初看板」より 著者:正岡容
ばその元気の元を仕入れに寄席へおいでなさるのだから、そのお客さまたちに私のような石橋を叩いて渡るようなただコチコチの、盲縞《めくらじま》みたような陰気な芸はおよ....
「三国志」より 著者:吉川英治
大な関係を生じてきたとみるや、孔明が主家のために、大事に大事をとることは、実に、石橋を叩いて渡るように細心だった。 「――実にも」 と同意して、周瑜はふたたび....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
では、到底、どことの連絡も、合図も間に合うはずもないからの」 と、一にも二にも石橋を叩いて渡る主義の異論をとって、ここの相談も、容易に一致を見出し得ないのであ....