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「石津〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石津の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
等小学校に駐屯していて、十五日頃には渡支するというので出かけたのです。達ちゃんは石津隊の本部付の側車です。これは、ソクシャというのだそうです。世間でサイドカーと....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
丈夫故どうぞ御安心下さい。多賀ちゃんも元気です。島田の方も御元気。達ちゃんと同じ石津隊のひとが(同日に出た人)先日かえりました由。そして三月ごろはかえれるという....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
看護婦もよく世話していて、すこしやせたか位の大元気だそうです。初め編成されたとき石津という、この前中隊長だった人が又中隊長で、ああ宮本か、とすぐ万端計らってくれ....
風と光と二十の私と」より 著者:坂口安吾
私は不幸ということに就て戸惑いするたびに、この十二の陰鬱な娘の姿を思い出した。石津という娘と、山田という娘がいた。私はこの二人は生理的にももう女ではないのだろ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
露と消えておられる。為世の世を去る年には、その新田義貞も藤島に討死し、北畠顕家も石津に戦死して、足利尊氏が将軍となった。翌延元四年には後醍醐天皇が吉野で崩御にな....