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石灰洞
「石灰洞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石灰洞の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪中富士登山記」より 著者:小島烏水
ような瑠璃《るり》色になって現われる。雲は東から西へと引いたように取れると一天は
石灰洞のような大口を開けて、見る見るうちに次第にひろがり、碧い初冬の冴え返った空....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
もまだまだもっと古いほとんど五万年も昔の文化の遺跡が、南フランスや北部スペインの
石灰洞の壁に描かれた、おもにマンモスや馴鹿や馬などの、着色画に残ってはいるが、し....
「日輪」より 著者:横光利一
は幸運な他国の旅人に与えられる耶馬台の国の習慣の一つであった。彼女の石窖は奥深い
石灰洞から成っていた。数本の鍾乳石の柱は、襞打つ高い天井の岩壁から下っていた。そ....