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石灰石
「石灰石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石灰石の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「乱世」より 著者:菊池寛
して行った。 桑名の西北六里、濃州街道に添うて、石榑という山村があった。山から
石灰石を産するので、石灰を焼く窯が、山の中にいくつも散在した。一隊がこの村に達し....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
工といえどもとうてい及び難い、自然力の微妙な細刻に相違ないのである。
その室は
石灰石の積石で囲まれていて、艱苦と修道を思わせるような沈厳な空気が漲っていた。突....
「シェイクスピアの郷里」より 著者:野上豊一郎
いてコッテイジの中へ入った。女学生らしい見物人が二三人一緒になった。床《ゆか》は
石灰石で敷き詰められてあるが、時代がたって、でこぼこしている。台所には古風な大き....
「七重文化の都市」より 著者:野上豊一郎
収するような設備にしたのであろう。長さ四十二|呎《フィート》のひどく堅い一本石の
石灰石の立像で、殊にその顔の晴れやかな美しさは無類である。少し吊り上った口角の素....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
第である。それゆえロンドンを立ってデボンシャイアに来たばかりで、もう花崗石だの、
石灰石だのという、ロンドンあたりでは見られぬものが地上に顕われて来たので、これが....