石英斑岩[語句情報] » 石英斑岩

「石英斑岩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石英斑岩の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梓川の上流」より 著者:小島烏水
き》きわまって何でもこの色で消化してしまう、水底の石は槍ヶ岳の刃の飜《こぼ》れた石英斑岩、蝶ヶ岳から押し流された葉片状の雲母片麻岩、石そのものが、流水、波浪の細....
高山の雪」より 著者:小島烏水
二七七九米突)の地蔵仏は、結晶岩なる花崗石で、飛騨山脈の槍ヶ岳(三一八〇米突)は石英斑岩の硬石である。また粘板岩や砂岩のような比較的柔かいのは、最後まで残存して....
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
多数の人が入浴がてら、往《ゆ》くところは、信州神河内(上高地)温泉である、ここは石英斑岩だの、花崗岩だのという堅硬な火成岩の大塊が、山岳としては、壮年期ともいう....
泉ある家」より 著者:宮沢賢治
明《はくめい》の流《なが》れはじめた県道に立って崖《がけ》に露出《ろしゅつ》した石英斑岩《せきえいはんがん》から一かけの標本《ひょうほん》をとって新聞紙に包んだ....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
色で堅緻だから、山稜も従って稜々して、穂高の岩石と、形質がいささかも違わぬ。同じ石英斑岩でも、これから槍下までのは、胡摩塩状斑点が減じて青色を帯び、赤褐色の大豆....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
に少なく、偃松が多いので、五色ヶ原程に私は心を惹かれなかった。赤牛岳の山体を成す石英斑岩か何かが、花崗岩と変る線が明に認められたが、どの辺であったか覚えがない。....