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石蝋
「石蝋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石蝋の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「指と指環」より 著者:佐左木俊郎
らしく綺麗で立派な指を探ろうとする偏執狂だった。 彼の愛人だった彰子の手。――
石蝋に彫り浮かべたような白い指だった。その一本一本の指は靭《しなや》かに、繊細な....
「五月の空」より 著者:宮本百合子
心 裸身で 大理石の 祭壇に ぬかずく。 或時は 常春藤の籠《こ》にもり 或時は
石蝋の壺に納め 心 はるばると、祈りを捧げる 神よ、四時の ささやかな人間の寄....