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石蟹
「石蟹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石蟹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秦の憂愁」より 著者:豊島与志雄
る彼は、無錫料理を好んだ。その夕方、私も彼と共に老酒《ラオチュウ》を飲みながら大
石蟹《ドザハ》をつっつき、槍蝦《チャンホ》をかじり、蚶子《フウツ》をほじくった。....
「非情の愛」より 著者:豊島与志雄
いたならば……。丁度晩秋から初冬へかけて、彼地では、楊子江下流地域に、ドザハ(大
石蟹)と称する川蟹が氾濫する。先年私は上海に行ってた時、殆んど毎日のように、彼と....
「木曽の旅人」より 著者:岡本綺堂
てからおよそ半時間ほどにもなろうが、そのあいだにかの太吉は、子供に追いつめられた
石蟹のように、隅の方に小さくなったままで身動きもしなかった。が、彼はいつまでも隠....