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「砂書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

砂書の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
非凡なる凡人」より 著者:国木田独歩
じゅうを足に任《ま》かして遍巡《へめぐ》り歩いた。そして思いついたのは新聞売りと砂書き。九段の公園で砂書きの翁《おやじ》を見て、彼はただちにこれともの語り、事情....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
具師の巣である。二丁目の熊の相撲、竹川町の犬の踊り、四丁目の角の貝細工、その他、砂書き、阿呆陀羅、活惚、軽業なぞのいろいろな興行で東京見物の客を引きつけていると....
半日ある記」より 著者:寺田寅彦
向いの壮士腕をまくって耶蘇教を攻撃するあり。曲書きのおじさん大黒天の耳を書く所。砂書きの御婆さん「へー有難う、もうソチラの方は御済になりましたかなー、もうありま....
砂書きの老人」より 著者:上村松園
砂書きの老人 上村松園 まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、....
日本橋附近」より 著者:田山花袋
られてあったものだが、そこに露店だの小興行の肆だのがにぎやかに並んでいて、時には砂書きや大道易者が大勢そこに群集をあつめていたことを思い浮べた。またその橋をわた....