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研物
「研物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
研物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「註文帳」より 著者:泉鏡花
尻の番太と手前とは、己が芥子坊主の時分から居てつきの厄介者だ。当もねえのに、毎日
研物の荷を担いで、廓内をぶらついて、帰りにゃあ箕輪の浄閑寺へ廻って、以前|御贔屓....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
主はいるか) と訊かれたが、生憎不在なのでその由を職人が答えると、 (頼みたい
研物を持って来たのだが、比類のない名刀だから主がいなくてはちと不安心だ。いったい....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
こうして家庭で会う時も、少しも変らないよい人たちだった。
(私はただ今、大事なお
研物を仕かけておりますので、しばらく母と話していて下さい。仕事をすませば、いくら....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
宗理の所から持って帰った刀、一本は無銘の長い刀、一本は新藤五|国光だ。宗理の店の
研物台帳から、ちゃんと洗いあげてあるンだから、いい遁れはかなわねえ。あの双腰を、....