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研究室
「研究室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
研究室の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
ざ》乗り出した。
「この十二月に兵隊に行かなければならないものだから、それまでに
研究室の仕事を片づくものだけは片づけて置こうと思ったので、何もかも打ち捨てていま....
「星座」より 著者:有島武郎
。園は未練を残しながら顕微鏡の上にベル・グラスを被せた。いつの間にか助手も学生も
研究室にはいなかった。夕闇が処まだらに部屋の中には漂っていた。
三年近く被り慣....
「ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
その夜、テレビジョン
研究室の鍵をかけて外に出たのが、もう十二時近かった。裏門にいたる砂利道の上を、ザ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
が、太陽の一体の光面の光を出す光球雲よりも低温だという証拠にはならない。ヘールの
研究室で行われた比較研究の結果によると、アルクトゥルス、それよりもなおベテルギュ....
「階段」より 著者:海野十三
んで椅子から立ち上って一緒に廊下へ出た。学術雑誌で名前を知っている偉い博士たちの
研究室が、納骨堂の中でもあるかのように同じ形をしてうちならび、白い大理石の小さい....
「海底大陸」より 著者:海野十三
と、博士の声はふるえをおびて、 「今から一時間ほど前、わたしはこのパリ大学の
研究室で、わたしの発見した十五カ所のZ線放射所を海図の上につらねてみましたところ....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
なにさま、帆村探偵の考え方は、田鍋課長のそれとは大分違っている。 深夜の
研究室 闇《やみ》に紛《まぎ》れて、四名は赤見沢研究所の建物の壁際《かべぎわ》....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
耳にもはいった。彼がそれを聞いたのは、正午のすこし前であった。その日彼は早朝から
研究室にこもったきりであって、お昼の食事のために外に出たとき、始めてこの奇怪な話....
「火星兵団」より 著者:海野十三
るままに、邸内をぐるっとまわってみることにした。
裏手にまわってみると、博士の
研究室になっている異様な形の天文台がある。
屋根は丸くて、これが中で、モートル....
「怪塔王」より 著者:海野十三
した。一彦はおどろいて、目をまるくするばかり。―― 4 大利根博士の
研究室に、博士の姿はどこにもなくて、ただ博士の声が飛出して来る蓄音機だけがあった....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
はこの要求に応じそれに励まされて生まれた。それは生命ある不朽の書を少数者の書斎と
研究室とより解放して街頭にくまなく立たしめ民衆に伍せしめるであろう。近時大量生産....
「科学が臍を曲げた話」より 著者:海野十三
うのは金属板で出来ていまして盆のように丸い平べったい板です。 ところが或る時、
研究室で飛んでもないことが起りました。超短波を盛んに起して置いて、実験者がそれに....
「キド効果」より 著者:海野十三
烏山栄二郎、磯谷狂助、犬塚豹吉という人間から得たものだった。三人は未だに、博士の
研究室に監禁せられている。他の三十六人は釈放せられ、或者は再び満洲に赴き、或者は....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
たくらいだからね。ぼくはその夜のことを、いまでも、はっきりとおぼえているよ――。
研究室にいるのはぼくひとりで、ひっそりとしずまりかえっていた。ぼくはじぶんのこの....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
があった。此の共産党事件に佐野教授が関係があるというので大学内における佐野教授の
研究室の捜査が行われた。これに対してまた、われわれ学生の憤激が爆発した。大学の中....