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破れ傘
「破れ傘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
破れ傘の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
底の修行の一つだと観念をして、相手になっているらしい。 「ずいぶんお固いことね、
破れ傘のようだわ、さすが修行の積んだものはエライわね、感心したげるわ」 とテレて....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
二人が、また前巻以来同様の宿泊ぶりを、一部落の一民家によって繰返しました。福松が
破れ傘のような素振りで、絶えず兵馬を誘惑したり、からかったりしていることも以前と....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
いたのだった)と、落語家として出発することを堂々世間へ発表してしまった。破れ布に
破れ傘、これも誰ゆえ小桜ゆえ。つまり亭主を芸者に奪われた女性がとたんに自らもダン....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ない。 それでわかったのは、この近村の路傍の家に、この木の美しく実のったのに、
破れ傘を覆うているのがあった。おかしな事をすると思ったが、こうしないと木は二朝か....