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破裂音
「破裂音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
破裂音の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲警報」より 著者:海野十三
、既に遅かった。 いわゆる爆弾とよばれる破甲弾や地雷弾とちがって、あまり大きな
破裂音をたてない。だが投下弾は、民家の屋根を貫き、天井をうちぬいて畳の上や机の横....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
。私はかなり長い間であったろうか、それをひとりよんでいた。空襲はおさまり、時々、
破裂音がお腹の皮をよじり、生徒の泣き声がしていた。私は、ふと傍に泥のついた軍靴を....
「金狼」より 著者:久生十蘭
久我の上衣の衣嚢《ポケット》から一道の火光が迸った。鉄の焦げる臭いがし、鋭い
破裂音が林の中へひびきわたった。いくどもいくどもこだまをかえした。 一人が呻き....