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破鏡
「破鏡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
破鏡の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「断橋奇聞」より 著者:田中貢太郎
いてあるだろうと思って、それに眼をやった。それには爾婚姻を問う、只|香勾を看よ、
破鏡重ねて円なり、悽惶好仇と書いてあった。 世高がそれを読み終ったところで、判....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
きであった。そのテリアたった一匹のために、お人形さんみたいな快活、明敏な令嬢が、
破鏡の悲劇に陥ろうとしている。冗談じゃない。この責任が負わずにおられるもんか。 ....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
せず、断然之を精算して、自ら進んで名家の正妻となったけれども、散々苦労の末、遂に
破鏡の憂目に遭った。世の荒波にもまれながらも、よくその心の純真さを失わなかった。....