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硝烟
「硝烟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
硝烟の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
心した。命を下そうとして居る際に、薩軍は大挙して押し寄せた。日暮れである上に雨と
硝烟の間敵味方もさだかでないままに相乱れて戦った。乃木の馬が疲れたので、吉松の馬....
「琵琶伝」より 著者:泉鏡花
のごとく、一筋二筋頬にかかれる、後毛だにも動かさざりし。 銃殺全く執行されて、
硝烟の香の失せたるまで、尉官は始終お通の挙動に細かく注目したりけるが、心地|好げ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
その安逸が――いいえ蟄居とでも申しましょうか。それが、貴方に海の憬れを駆り立て、
硝烟の誘いに耐えきれなくさせて、秘かにUR―4号の改装を始めたのでしたわね」 ....