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硫黄山
「硫黄山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
硫黄山の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火山の名について」より 著者:寺田寅彦
現在の山名そのものを採り、全く機械的に統計にかけることである。たとえば硫黄岳とか
硫黄山と言っても、それがはたして硫黄を意味するものであるか実は不明である。のみな....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
蒲田温泉に一泊。 二十四日 蒲田より白水谷を渉り、中尾を経て、割谷に沿い、焼岳(
硫黄山)の新旧噴火口を探りて、再び上高地温泉に一泊。 二十五日 宮川の池に沿いて....
「一九二七年春より」より 著者:宮本百合子
持がした。 恐ろしい風の吹く深夜 月皎々 黒龍のような雲 白い花
硫黄山 五月 那須 ○いし子 ○きみ子 色気あり Y「さあこれから....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
デコボコ頭の、チンチクリンの老人を凝《じっ》と見詰《みつ》めた。 「おじいさんは
硫黄山へ何もかもつぎこんでしまったのだって?」 「出来上ればみんなを悦《よろこ》....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
はポカンとして当惑した顔をした。 私の心は暗かった。長い一生、一念を封じこめた
硫黄山《やま》に心を残しているのではあるまいかと。 「老爺さん、硫黄鉱山《やま》....
「馬」より 著者:佐左木俊郎
半年ばかりは、どこへ行っているのか全然わからなかったが、秋になってから、初めて、
硫黄山に働いていたことがわかった。併し、伝平は、それから間もなく、栗毛の馬を一匹....