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碧巌録
「碧巌録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
碧巌録の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野分」より 著者:夏目漱石
《も》らした。時雨《しぐれ》がはらはらと降って来る。からたち寺《でら》の門の扉に
碧巌録提唱《へきがんろくていしょう》と貼《は》りつけた紙が際立《きわだ》って白く....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
つかまないまでに教会行はやめてしまった。しかし、仏教の信仰もまた徹底しておらず、
碧巌録や、歎異抄や、神の話をあれこれよんだが、勿論、解らないままであった。又精神....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
人前もあるように大きい。手の指が二本で輪をつくッているように見える。 無門関か
碧巌録の公案からでも取材したのかナ。なんしろ「無」とあるから。凡骨はツマランこと....
「茶の本」より 著者:村岡博
谷良朴《みたにりょうぼく》 禅学要鑑 相沢恵海《あいざわえかい》 無門関
碧巌録《へきがんろく》 老子、荘子《そうじ》、列子....
「民芸とは何か」より 著者:柳宗悦
茶室に火を放って茶人達を外に追いやるでしょう。禅が文字に堕した時、大慧は憤って「
碧巌録」を焼き棄てたと云います。 もし茶入や茶碗が美の玉座に就いているなら、同....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
の母鶏が卵の中からその小雛を連れ出そうと殻を啄く母鶏の嘴とが、呼吸の合っている(
碧巌録〔禅書〕の中にある文句「※啄同時底の機」)のに譬えております。私たちの内に....