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「碧蹄館〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

碧蹄館の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
いのことでした。ところが、ある日の高座で前講のなんとかいう若い講釈師が朝鮮軍記の碧蹄館の戦いを読んだのです。 明の大軍三十万騎が李如松を大将軍として碧蹄館へく....
厳島合戦」より 著者:菊池寛
となり、秀吉から「日本の蓋でも勤まる」と言われたが、而も武勇抜群で、朝鮮の役には碧蹄館に於て、十万の明軍を相手に、決戦した勇将である。だから元就は「子までよく生....
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
戦勝あるとは云え、大局に於て退軍の兆が現れるようになった。だが、その間に在って、碧蹄館の血戦は、退き口の一戦として、明軍をして顔色なからしめたのである。 ....
馬妖記」より 著者:岡本綺堂
津山の人である。その祖先は小早川|隆景の家来で、主人と共に朝鮮にも出征して、かの碧蹄館の戦いに明の李如松の大軍を撃ち破った武功の家柄であると伝えられている。隆景....
淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
近で見るのよりも地平高きところにある。 京城へ帰って一日休養し、十六日は朝から碧蹄館の古戦場を訪れた。山と山との間に水田が開けて、畔にポプラの樹がそびえ、山裾....